... 知人のYukariさんによる「ウミウシ」に関するコラムです(^^)

#005 私の嫌いなウミウシ

 つづいて、嫌いな方です。
 これは、一種類限定ものです。基本的にウミウシ好きですから嫌いな方が少ないんですね。

【その1:裸鰓目(らさいもく)・ドーリス亜目・イボウミウシ科】
 その名の通り、イボイボしているウミウシです(笑) 何故この種類が嫌いかと言うと、なんとなく動きが感じられないんですよね・・・。上に書いてきた種類のように、ヒラヒラしたりビラビラしたりユラユラしたり。。。というのが感じられないんです。抽象的な表現でスイマセンが、動きが無い感じなのでアングルを変えて見たりとかそんな面白みが無いんです。それと比較的大き目の個体が多いので「見てやろう、撮ってやろう」という気にならないと言うのも大きいかもしれません。 とりあえず写真を見てもらいましょう。
●コイボウミウシ(学名:Phyllidiella pustulosa) 
 
2001年7月バリ島にて撮影
>ウミウシ写真<

 実は写真を探すのに苦労しました^^; 見かけると一応シャッターを切ったりするんですが、あまり情熱が無いので失敗が多いのです。このウミウシ、本当にどこにでもいます。これはグリーンっぽい色をしていますが色彩変異も多くてもっと茶色っぽいとかグレーっぽいとかいろいろです。触覚が黒いといのが見分けるポイントのようです。伊豆でも良く見かけますし、私自身は他にバリ・沖縄・セブなどなど様々なところで見かけています。

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●タマゴイボイロウミウシ(学名:Fryeria menindie)
 
2001年7月バリ島にて撮影
>ウミウシ写真<

 これも上記のコイボウミウシ程では無いけれど、いろいろな所良く見かけます。写真はコイボと同じバリ島で撮影したものですが、写真を探していた時にたまたま一緒に見つけたからというだけの理由です。これは良く似た種類が多く判別するのが難しいです。この写真も”おそらく”タマゴイボイロウミウシだろう・・・と言う感じです。色合い的にはブルーと黄色でとてもキレイなんですが、やはり大きくて(写真の固体は4〜5cmぐらい)、動きも感じられない気がします。私が卵嫌いであるという事とは何もかんけいありませんが(笑)


 というわけで、やはり「面白味を感じられない」のが嫌いになってしまっている一番の理由です。
 最近では、この系統を見つけても記録程度にシャッターを切る事はありますが、あまり情熱を持って撮影することも無く、ホトンド失敗写真になっています。なので、最近の写真はホトンドありません^^; もしかすると、もっとじっくり観察してみれば好きになる要素があるのかもしれませんが、今は他の種類の方に興味があるので、今の所そのつもりはありません。 まぁ、ひょっとすると5年後ぐらいには「好き」な種類になっているかもしれませんが、その時はその時で・・・ という事で、今回は独断と偏見に満ちたコラムでした。
 次回作のテーマについてご要望などがあればお寄せください。
  ・・・というか、何を取り上げようか思案中でして・・・^^;


 
続く・・ 


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