... 知人のYukariさんによる「ウミウシ」に関するコラムです(^^)

#001 何故ウミウシを?

 最初に、私が何故ウミウシを好きになったのかという事を書いておきましょう。理由は簡単、『動かないから』です。
 誤解の無いように言っておくと、ウミウシは全く動かない生き物なわけではなく、動きが非常に遅いのです。つまり、あまり動かないのでデジカメの被写体としては理想的だったのです(あくまでも個人的意見です)。
 それだけの理由で注目しました。もっともこれは最初の頃の話でして、今はそれだけの理由ではありませんが・・・ 前置きはこれくらいにして、早速ウミウシを紹介しましょう。

 私を含むダイバーならば、ウミウシがどんなものなのか、あまり興味が無くても知っていると思いますし、見たこともあるのではないかと思います。でもダイバー以外の方々には馴染みがない生き物ですよね?当然、私もダイビングを始めるまでは全く知りませんでした。
 ウミ『ウシ』と言っても、『牛』のような姿形をしているわけではないです。私流にウミウシを簡単に説明すると、いろいろな模様や色をしたナメクジみたいなもんでしょうか。ナメクジよりは、形や大きさがバラエティに富んでいますが・・・。(これもあくまでも個人的な考えでウミウシを説明しただけですので・・・)。色はド派手なものから地味なものまでいます。大きさは5mm程度の極小サイズから数10cmのものまでいるそうですが、私が見た中で一番大きいのは12〜13cmぐらいです。あ、私の主観で言うとナメクジの方が遥に気持ち悪いです(^^ゞ
 生物学的に言うと、軟体動物門腹足綱直腹足亜綱異鰓上目に属する一グループだそうです。何なのかよくわからないですね。貝殻が退化したり全く無くなった巻貝の仲間だと思えばいいみたいです。ただ、厳密にはあまり定義も無い様で、実は私自身もあまりよくわかってません(^^ゞ

 さらにウミウシの中にもいろいろな分類があります。
 一番大きな分類として、『裸鰓目(らさいもく)』・『頭楯目(とうじゅんもく)』・『背楯目(はいじゅんもく)』・『嚢舌目(のうぜつもく)』などがあります。この中で一番多いのが『裸鰓目』でこの中でさらに「ドーリス亜目」・「スギノハウミウシ亜目」・「タテジマウミウシ亜目」・「ミノウミウシ亜目」などというように分かれてます。そしてさらに、「ドーリス亜目」の中に、フジタウミウシ科・ノトドーリス科・キヌハダウミウシ科などなどとたくさんの科に分かれています。もうわけがわからないですね。
 当然私もそんなことはよくわかっていなくて、だいたい形が似ていれば同じ科だろうなぁぐらいの認識をしています。ちなみに、上の分類でいくと、「ドーリス亜目のイロウミウシ科」とか「ミノウミウシ亜目のサキシマミノウミウシ科」とか「頭楯目のウミコチョウ科」などはかなり好きな部類で、「ドーリス亜目のイボウミウシ科」などはあまり好きじゃない部類です。この3種類がどんな形のウミウシなのかは機会があれば書いてみたいと思います。

続く・・


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